一生ダラダラ生きるブログ

結局、底辺ビルメンとして働いてます。。。😥

2024年8月に読んだ本の紹介

どうも、だらだらです。

 

さっそく、先月読んだ本を紹介していますよ。

紫苑著『71歳、年金月5万円、あるもので工夫する楽しい節約生活』

 

この本は71歳ひとり暮らしの紫苑さんが5万円の年金で暮らすプチプラ生活について書いた本だ。

 

一軒家持ちとは言え、毎月5万円で生活するのはすごいなと思う。

 

また、こう言う節約系の本はストイック的な所がある本が多いけど、この本にはそれがない。

 

少ないお金で工夫して生活する事を楽しまれていて、軽い感じに読める本だ。

 

特に食事ではきのこを乾燥させるなど、珍しい調理法の紹介もあるので、そこも良かった。

田中祐輝著『58歳で貯金がないと思った人のためのお金の教科書』

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この本は定年前の人に向けて、老後の準備の方法を書いた本だ。

 

この本の書かれている事はすごく当たり前の事だ。

 

でも、当たり前の事を当たり前に書いてくれてる本は少ない。

 

そういう点では、すごくいい本だと思ったし、僕自身勉強になった事も多い。

 

ただ、資産運用の章では米国債の投資を進めている点だけは同意できなかった。

本田由紀著『社会を結びなおす』

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この本は教育社会学者である本田さんが戦後に形成された社会システムがバブル崩壊後通用しなくなったことを指摘し、新しい社会システムの提案を書いた本だ。

 

すごく薄い本で平易な文章で書かれているから、社会学の本の中では読みやすいと思う。

 

戦後、「学校・企業・家計」の循環システムがうまくいっていた。

(著者はそれを「戦後日本型循環社会」と言っている)

 

学校は企業に労働者を供給し、企業は家計にお金を供給する。

 

そして、会社からお金をもらった労働者は結婚して子供を産み、学校に子供を供給する。

 

このサイクルはバブル崩壊まではバブル崩壊までは上手くいったが、それ以降は上手くいかなくなってしまった。

 

そのため、本田さんはリカレント教育やジョブ型就職を提案する。

 

この本は2014年の本だけど、内容は今でも通用する。

 

社会学に興味がある人はぜひ読んでほしい。

(本田さんの本では『ニートって言うな』もおススメ。)

カズオ・イシグロ著『わたしを離さないで』

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僕は小説をあまり読まないけど、phaさんのおすすめ本の中にあったため読んでみました。

 

この物語は大人になったら臓器を提供する運命にあるクローン人間のお話だ。

 

彼彼女らは一般社会とは隔離された施設で育ち、卒業後は将来自分がなるであろう臓器提供者の介護人となる。

 

そして、病気の人に臓器を提供して、最後は死んでいくと言う人生を送る。

 

これは主人公キャシーの回想録の形で、子供のころから自分が介護人を辞めて提供者になるまでを淡々と綴っていく。

 

僕はあまり感銘を受けない方だけど、この本には無茶苦茶感銘した。

 

決められた過酷な運命の中で、どう生きるかを考えさせられたよ。

 

結構読む人を選ぶ本だけど、ぜひ読んでほしいなと思った。

大崎博子著『89歳、ひとり暮らし。お金がなくても幸せな日々の作りかた』

この方は80歳近くからX(Twitter)を始めて有名になった方だ。

 

この本では89歳一人暮らしの彼女が日々楽しく生活している様子が書かれている。

 

毎朝公園で友達と太極拳や散歩を行う描写は読んでてとても楽しめた。

 

また、週1度健康麻雀に通ってるとの事だったので、同じ雀士として一度手合わせしたいなと思ったよ。

 

ただ、彼女は2024年7月23日に死去されてしまった。

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もっと早くこの本に出会っていれば、手合わせできたかもしれないのに残念だ。

柿木隆介著『読むだけでさみしい心が落ち着く本 Look at me症候群の処方せん』

 

look at me症候群(以後LAMS)とは、「私を見てほしい」・「私を理解してほしい」と言う欲求が満たされないことで起こる様々な症状のことだ。

 

人は誰にでも集団の中で認められたい欲求がある。

 

そして、人はその欲求が満たされないと寂しいとか、悲しいとか感じるわけだ。

 

その欲求を我慢し続けることで、この症状になってしまい、様々な悪影響が出る。

 

リストカットや自殺願望が出てしまったり、生きるのが辛くなってしまったりする。

 

この本を呼んで、僕自身もLAMSの気があるような気がした。

 

寂しさなどを抱えている人は読んでみてもしれない。

長谷川寿一・他著『進化と人間行動』

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この本は進化心理学や人間行動進化学に関する入門書だ。

 

これらの学問は進化論を基に、人間の心や行動を研究する分野だ。

 

正直、仕事が始まり全部は読めなかったけど、かなり勉強になった。

 

一番勉強になったのは、自然淘汰の部分だ。

 

この本によると、今生き残っている生物は、生まれ持った特性が今の環境に適合しているに過ぎないらしい。

 

もっと簡単に言うと、自分の遺伝子と環境が偶然マッチしたにすぎないわけ。

 

これって、人間社会にも言えると思った。

 

成功は努力でつかみ取るモノと言われてるけど、実際は遺伝と環境の要因が多いのだ。

 

また、努力だって遺伝と環境の要因が大きい。

 

才能が全くなかったり、劣悪な環境で生きていると、努力したくてもできないからね。

(もちろん、成功者の努力や頑張り自体は素直にすごいとは思ってる😑)

 

その他にも、世間の常識との違いを知ることができたから、かなりの良書だと思う。

 

仕事に慣れてきたら、もう一度挑戦したい。

瀬谷道子編『50歳からを生きる』

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この本は、17名の女性の50歳からの生き方に関するインタビューをモノを書籍化したものだ。

 

この本も興味のある人だけ読んだ。

 

一番良かったのは吉行和子さんの「私を喜ばせるのは私しかいない」かな?

 

確かに、そうだと思った。

 

僕を喜ばすのは周りの人じゃない。

 

周りの人はそれぞれ自分の人生を生きているわけで、僕の為に生きてるわけじゃない。

 

そう考えると、自分の幸せって自分でつかみ取るしかないわけだ。

 

正直、今まで僕は周りの環境のせいにしていた部分がある。

 

そういう点では、大いに反省させられた本だった。