どうも、だらだらです。
20代の頃、僕は自己啓発本を読み漁った。
当時は仕事が上手くいかずに職を転々としていたから、一発逆転を目指して本を読み漁った。
自己啓発本を読み漁った結果、成功には3つのルートがある事に気づいた。
今回は、その3つの成功の道について書いていきたい。
第一のルート:体力を使って成功方法
この方法は新しいチャンスを見つけるよりも、常識的な方法を根性でやりまくる方法だ。
つまり、努力の質よりも量で勝負するやり方だ。
誰よりも早く会社に行って、誰よりも遅くまで働き、休日も資格の勉強や社内営業に勤しむ。
自己啓発本を読むと、大体この手のやり方を標榜している事が多い。
西洋の本だとサミュエル・スマイルズの『自助論』が有名だし、日本だと日比谷公園を設計した本多静六博士の本が有名だろう。
このやり方のメリットは、方法が単純で分かりやすい事だ。
人よりも努力すれば報われると言う簡単な図式だから、誰でも成功するイメージを持つ事が出来る。
だからこそ、多くの人がこの方法で成功を目指すのだ。
一方で、このやり方のデメリットは、成功率が無茶苦茶低い事だ。
先ほども言った通り、多くの人がこの方法を取るから競争率が激しい。
そうなると、どんなに努力しても成功率は下がってしまう。
また、努力で成功を目指す場合には、努力に長い時間を費やす事になるから、プライベートがおろそかになるのもデメリットだ。
成功すればまだいいけれど、万が一失敗して努力が無駄になった時は、何も残らない状態になってしまうから、かなりリスクが高いと思う。
第二のルート:頭を使って成功する方法
2つ目のやり方は、頭を使って勝つ方法だ。
先ほどのやり方が努力の量で勝負する方法に対して、こちらは頭を使って努力の質を高めるやり方だ。
自己啓発にも色々あるけど、この手の自己啓発本は見た事がない。
ビジネスチャンスを見つける為の精神論を説く本はたくさんあるけど、実際にビジネスチャンスを見つける方法を説いた本はない。
要するに、頭で成功する為のロールモデルがないわけで、ある種の才能がないと頭を使った成功はかなり厳しい。
そう考えると、頭を使った成功は天に選ばれた人しか出来ないのかもしれない。
だからこそ、多くの人が体力を使う成功方法を選ぶのだ。
第三のルート:感情を制御して成功する方法
成功とは、基本的に他者との比較だ。
自分がいくら成功しても、周りにもっと成功している人がいたら、それは成功にはならない。
例えば、自分が年収1億円あったとしても、隣の人が年収100億円だったら、その人は自分が成功したとは感じないだろう。
そう考えると、成功とは自分の成功度合いより、自分との比較対象の方が重要だと言えるだろう。
感情で成功する方法とは、自分より上の人と比較しないで成功する方法だ。
自分より上の人と比較しなければ、その人は劣等感を感じる可能性はないから、必ず成功する事が出来る。
この考え方は自己啓発本にはほとんどないけど、宗教関係の本には腐るほど乗っている。
どの宗教でも、「感謝」を大事にするのがそれに当たる。
感謝とは、現状に満足してありがたく思う事だから、比較対象は今の状態になる。
そうすると、自分より上の人と比べて嫉妬する事はないから、その人は劣等感を感じる事なく、成功する事ができるわけだ。
仮に他の人がその人を成功してないとみなしても、その人自身は満足しているのだから、それは成功だと言えるだろう。
ただ、この方法で成功するのも結構難しい。
この方法は「感謝」の気持ちを持ち続ける必要があるけど、その為には理性的になって感情をコントロールする必要がある。
でも、人間は感情の動物だからなかなか感情をコントロールできない。
そう考えると、感情で成功する方法は、簡単そうに見えて一番難しい方法なのかもしれない。
まとめ
今回は成功する為の3つのルートを説明した。
弱者男性で成功からほど遠い僕が、成功について語っているのはちょっと滑稽に感じる。
はっきり言えるのは、どのルートを使っても成功する事は非常に難しいという事だ。
結局、成功するにはそれだけの対価が必要なわけで、簡単に成功する事はなかなか難しい。
そう考えると、世の中本当に上手くできてるなと思う。
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