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経済学と経営学の違い

どうも、だらだらです。

 

多くの人は、経済学と経営学をほとんど同じものだと認識している。

 

確かに、両学問はものすごく似ているし、現実的にはその境界線は曖昧だったりする。

 

でも、経済学・経営学は、本質的にそれぞれ全く違う学問だ。

 

今回は、経済学部を出た僕が経済学と経営学の違いについて、記事にしていく。

研究対象は一緒だけど、目的が違う

経済学と経営学の研究対象は、ほとんど同じだ。

 

両者ともに経済活動を研究対象とする。

 

ここで言う経済活動とは、モノや貨幣を交換する事であり、商品の買い手と売り手の取引を研究する。

 

以上の様に、経済学・経営学共に研究対象が同じだから、同じようなモノだと思われるのだと思う。

 

では何が違うのかと言うと、両者の学問は目指す目的が違う。

 

端的に言うと、経済学の場合はモノやサービスの適正な分配を目指し、経営学は個人や一企業の利潤最大化を目指す。

 

例えば、4人の村があったとして、10kgのお肉を分けるとしよう。

 

経済学は限りあるモノをいかに公平に振り分けるかを考える。

 

4人で2.5kgずつ平等に分けるのが良いのか、狩りの成果によって分配に差をつけるのかなど、どうすれば全体の満足度が増えるかを考える。

 

一方、経営学は公平さなど関係なく、自分の取り分を増やす事を考える。

 

先の例だと、取り分を増やす為に狩りのスキルを磨いたり、他者から盗む事を考える。

 

以上が簡単な経済学と経営学の違いだ。

 

ざっくり知るだけならこれだけでもいいけど、これ以降もう少し詳しく書くから、興味がない人はブラウザバックして下さい。

経済学の原理

先ほども話した通り、経済学は社会全体で公平にモノを振り分ける学問だ。

 

よって、研究対象を俯瞰的な視点で観察する。

 

具体的な単位としては、一国の経済や政府など大きな組織の単位になる。

 

経済学をイメージで言うと、オークション方式で買い手と売り手が競り合う事によって、適正な価格が決まっていくメカニズムを発見する感じだ。

 

なので、経済学では基本的に自由競争を善としている。

 

マルクス経済学みたいに競争を善としない学問もあるけど、大体の経済学は自由競争を是としている。

 

その理由は、モノの適正な価格を決めるには不特定多数の競争が必要だし、企業同士で競争する事によって良いモノが安く出回ると国民の利益になるからだ。

 

以上の事をまとめると、経済学とは一国全体で自由に競争させる事で、モノを適切に分配し、社会全体を幸福にする学問と言える。

経営学の原理

経営学は企業の利益をいかに増やすかを考える学問だ。

 

よって、研究対象をミクロな視点で観察する。

 

具体的な単位としては、一企業や個人となる。

 

経営学のイメージは、価格競争に巻き込まれない様に、他社との差別化する方法を発見する様な感じだ。

 

経済学の所で書いたように、企業間で競争するとモノの価格が下がるから、必然的に企業の利益が少なくなる。

 

よって、経営学では経済学とは反対に、競争する事を悪とする。

 

経営学マーケティング論が出てくるのは、競争を避ける為の学問だからだ。

 

以上をまとめると、経営学は自社の利益を最大化する為に、自社を差別化して競争を避けようとする学問だと言える。

まとめ

今回は経済学と経営学の違いについて、僕なりにまとめてみた。

 

基本的に経済学は公平な分配、経済学は利益の最大化と思っておけば間違いない。

 

経済ニュースを見る時に筆者がどちらの視点で書いているかを考えて読むと、今まで以上に楽しくニュースが読めると思う。

 

経済学や経営学は人間の営みに即した学問だから、興味がある人は少しでも学んでほしいなと思う。

 

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