どうも、だらだらです。
1か月前くらいに知能検査を受けてきた。
検査を受けたのは、30歳を過ぎて仕事ができる様になった事もあり、自分の知能が成長したかもしれないと思ったからだ。
受けた検査としては、WAIS-Ⅳと言う知能検査の他に認知機能検査を受けた。
一昨日その結果が来たので、さっそくブログに晒そうと思う。
WAIS-Ⅳの結果概要
知能検査全体としては、以下の様な結果になった。
合成得点 | パーセンタイル値 | |
全検査(FSIQ) | 94 | 34 |
言語理解(VCI) | 100 | 50 |
知覚推理(PRI) | 97 | 42 |
ワーキングメモリ(WMI) | 100 | 50 |
処理速度(PSI) | 82 | 12 |
まず上の合成得点とはIQの事で100が平均だ。
そして、パーセンタイル値とは「100人中何番目に位置するか」と言う値で100に近いほど良い成績と言う事になる。
で、この表を見て分かる通り、僕の知能指数は平均以下だ。
言語理解やワーキングメモリは何とか平均を保っているけど、それ以外は平均以下だし、処理速度に関しては境界性知能に分類される。
要するに、僕の知能はダメダメのポンコツである事が証明されたわけだ。
ただ、僕としては全知能が平均以下なのは少し納得がいかない。
僕は昔から勉強ができた方だし、大学も一応偏差値60以上の大学を出ている。
もちろん、各項目の知能に差があるのは分かる。
でも、全知能は単純に考えても上位15%に入るんじゃないのか?
(偏差値は60で上位15%、70で上位5%)
まぁでも、WAISは世界的に認められた検査だから、僕の知能が低い事は事実なのだと思う。
逆に言えば、頭が悪い僕がそれなりの大学に入れたのは、努力の要因が大きい事になる。
む自分の努力にドヤ顔できるから、知能が低くても良いかなと思ってしまった。
次の項ではそれぞれの知能項目について、書いていきたいと思う。
それぞれの知能項目結果
言語理解
言語理解とは言葉の通り、言語を使って物事を理解する能力の事だ。
具体的には、言語の意味を正しく理解している事や言葉による説明能力を測定している。
合成得点 | パーセンタイル値 | |
言語理解(VCI) | 100 | 50 |
言語理解の項目の中で、僕が優れていたのは一般知識だ。
要するに僕は他の人に比べて、教科書的な知識を持っているという事だ。
昔で言えば生き字引みたいな感じだろうか?
確かに、僕は言葉でモノを覚える事が得意だ。
学生時代は社会みたいな暗記科目が得意だったし、過去に起きたビルメンのトラブルも覚えている方だったりする。
そう考えると、僕は一般知識が人より多いのかもしれない。
逆に苦手だったのは、仮定の問題を考える事とコミュニケーションだ。
僕は想像力が乏しいらしく、曖昧な事を理解するのが苦手らしい。
確かに、僕は暗黙の了解が理解できないから、それは正しいと思う。
そして、この想像力が低い人はコミュ力が低いらしい。
確かに、コミュニケーションは他者への共感が必要だから、想像力は必要になるだろう。
よって、僕は仮定の問題を考えたり、コミュニケーションが苦手なわけだ。
知覚推理
これは空間認知や図形から情報を読み取る能力を測定する。
具体的に言うと、ブロックやパズルをきちんと解けるかを見る様な感じだ。
合成得点 | パーセンタイル値 | |
知覚推理(PRI) | 97 |
42 |
まず得意だったのが、視覚的手掛かりによる推理だ。
イメージで言うと、正直者と嘘つきを当てる論理テストみたいなやつだ。
僕は元々グラフや表を分析するのが好きだから、これについても正しいと思う。
またビルメンと言う仕事柄、図面や説明書を読む事が多いから、この能力には非常に助けられていると思う。
逆に苦手だったのは、立体的な形を認識する事だ。
僕は2次元の形なら比較的理解できるのだけど、3次元になると壊滅的になる。
日常的に困るのは、目算が全く出来ない事だ。
例えば、バケツに水が溜まっているとする。
普通の人なら目算で何センチくらい溜まっているか分かるけど、僕は巻き尺でしっかり図らないと理解できない。
あと、車の運転も車幅感覚がないから、駐車場に車を駐車する事すら厳しかったりする。
そう考えると、知覚推理の知能指数が低いのは仕方がないのかなと思う。
ワーキングメモリ
ワーキングメモリの検査は、耳で聞いた事を記憶したり、並べたりする能力の事だ。
合成得点 | パーセンタイル値 | |
ワーキングメモリ(WMI) | 100 | 50 |
得意だったのは計算する事だ。
この項目では耳で聞いた数字をその場で四則計算する。
僕は耳で聞く事が苦手なんだけど、数字だけは耳からでもよく聞き取る事ができる。
そして、元々暗算は得意な方だから、いい結果が出るのは当たり前だと思う。
これは仕事でもすごく助かっている。
ビル管理や前職の地冷では、設備の数字を覚えたり、計算する事が多い。
なので、数字に強い人は現場の設備状況を素早く理解できるから、非常に向いていると思う。
僕が発達障害持ちの無能でもビルメンをやれているのは、この能力が高かったからなのかもしれない。
処理速度
処理速度とは時間制限がある中で、急いで視覚情報を処理する能力だ。
イメージで言うと、100マス計算みたいな感じで、簡単な計算をタイムアタックでやる。
合成得点 | パーセンタイル値 | |
処理速度(PSI) | 82 | 12 |
で、僕は処理速度の項目で、一つも得意な事がなかった。
まぁ、IQが境界性知能レベルなのだから当たり前なのかもしれない。
特に苦手だったのは目で見たモノを記憶する事だった。
僕は文字や数字なら覚えるのが得意なんだけど、絵を覚えるのは無茶苦茶苦手だ。
だから、この設問に関しては1問も解けなかったのを覚えている。
また、目と手の協調運動も苦手という事だった。
これは100マス計算みたいな計算をタイムアタックでやったんだけど、散々な結果だった。
そして、この2つは標準下限値を完全に下回っている。
標準下限値とはIQで言うと85以下の事で、その知能は下位15%以下を表している。
以上の結果をまとめると、僕はテキパキ作業する事やマルチタスクが無茶苦茶苦手な訳だ。
僕が仕事で苦労したのもこれが原因だと思う。
どの企業でもテキパキさとマルチタスクを求めてくる。
それ自体は当然の事だと思うのだけど、処理速度が低い僕にはなかなか厳しいのだ。
そう考えると、処理速度がもう少し早かったら、人生こんな苦労しなくて済んだのかもしれないな。
まとめ
今回はWAISの結果を晒してみた。
今回は検査を受けただけだから、発達障害の診断は受けていないけど、やっぱり発達障害の傾向が強いなと思う。
そして発達の傾向が治っていない以上、僕の生活が安定したのは努力よりも、環境の変化が大きいのかもしれない。
以上の事を考えると、改めてビルメン業界には感謝したいなと思う。
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