どうも、だらだらです。
インデックス投資が有利な点として、コストの安さが挙げられる。
確かに、販売手数料はかからないし、信託報酬は安い。
でも、信託報酬が安い理由について書かれている記事は少ない。
なので、今回はインデックスファンドのコストが安い理由を記事にしていく。
人件費がかからないから
インデックスファンドの信託報酬が安い一番の理由は、アクティブファンドに比べて人件費があまりかからないからだ。
アクティブファンドの場合は、市場平均に打ち勝つ為に膨大なコストが発生する。
例えば、市場に勝てる様な優秀なファンドマネージャーを雇う必要があるし、市場を適切に分析できるアナリストを多数雇う必要がある。
なので、ファンドの管理費用である信託報酬はどうしても高くなる。
一方、インデックスファンドはそう言った人たちを雇う必要がない。
株価に連動する様に機械的に株を買うだけだから、市場分析や投資判断をする必要がないからだ。
なので人件費が少なくなる分、アクティブファンドよりも信託報酬が安くなるのだ。
資産の売買頻度が少ない
インデックスファンドの信託報酬が安いのは、資産の売買頻度が少ない事も大きな理由だ。
個人投資家と同じように、機関投資家も株を売買するには証券会社に手数料を払う必要がある。
なので、資産の売買頻度が多いほど信託報酬は高くなる傾向にある。
下の記事によると米国株の場合、アクティブファンドの売買回転率は約130%になる。
参考記事
売買回転率とはファンドの保有銘柄がどれだけ変わるかの指標で、回転率が100%の場合は1年で全ての銘柄が入れ替わった事を意味する。
アクティブファンドの場合は130%だから、1年でほとんどすべての銘柄が変わっている事になる。
一方、インデックスファンドの場合は回転率が大体20%未満だ。
参考記事
という事は、インデックスとアクティブでは100以上の回転率の差がある事になる。
そして、その分の売買手数料の差が信託報酬の差になる。
だから、インデックスファンドの手数料は安くなるのだ。
また、売却頻度が減ると支払う税金が減るのも大きい。
日本の場合は、株式の売却益に約20%税金がかかるから、売却頻度が下がればその分支払いの税金は減る。
よって、インデックスファンドは支払う税金が少ない分、信託報酬はグッと安くなる。
ちなみに、これは個人投資家も同様で売却回数が多いほど、税金が増えてリターンが下がる。
なので、できるだけ売買しない方が良い事は覚えておいた方が良いと思う。
インデックスファンドは値下げ競争が起きやすい
インデックスファンドは指数に連動するから、どのファンドも必ず同じリターンになる。
なので、アクティブファンドの様に、運用成果で他者との差別化を図る事はできなくなる。
そうなると、自社のインデックスファンドを売りたい証券会社は、信託報酬を安くする事で他者との差別化を図ろうとする。
だから、各社で値下げ競争が始まって、信託報酬がより安くなるわけだ。
また、インデックスファンドは仕組み上、ファンドの純資産額が大きいほど有利な商品だ。
資産額が増えても管理手数料はそこまで増えないから利益率は増えるし、トラッキングエラーも少なくなる。
だからこそ、投資家から必死にお金を集めようと値下げ競争が始まるわけだ。
この様にインデックスファンドは値下げの圧力が強くかかるから、投資家にとってはありがたい商品だと思う。
まとめ
今回はインデックスファンドの信託報酬が安い理由を解説した。
インデックス投資が人気になってきたけど、この事を説明した記事は少ない気がする。
でも、この事は『敗者のゲーム』や『ウォール街のランダムウォーカー』に書いてあるから、きちんと勉強している人は知っていると思う。
ただ、最後の値下げ競争の圧力については書かれている本を見た事がないから、知らない投資家も結構いるかもしれない。
投資は実戦が一番大事だけど、その裏側にある理論を知らないと、暴落時にパニックになる。
だからこそ、こう言った知識を少しずつ勉強してほしいなと思う。
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