どうも、だらだらです。
気になるネットニュースを見つけた。
記事の要約は以下の通りだ。
大阪の放課後等デイサービスで、重度知的障害の男子中学生が事故で亡くなった。
デイサービスは学校から施設まで車での送迎をするんだけど、車から降りて施設に向かう途中に、職員の手を振りほどいて行方不明になった。
そして、後日近くの川で男子中学生が死亡している事を確認。
その男子中学生は水に飛び込もうとする特性があり、おそらく川に飛び込んだものと思われる。
僕は3年ほどデイサービスでボランティアをしていた経験があるから、この事故については思う所がある。
今回は、僕が思った事を書いていこうと思う。
こう言った事故は悲しい
この事故はただただ悲しい。
僕も利用者の子供が病気で亡くなった経験をしているから、この記事を読んで不覚にも涙が出てしまった。
特にずっと子育てをしてきた両親の事を考えると、本当に胸が痛くなる。
それに、デイの職員や他の利用者も自分たちの仲間が亡くなったのだから、彼らの喪失感はすごいと思う。
そう考えると、この男子中学生のご冥福をお祈りしたいと思うし、天国では幸せに暮らして欲しいなと思ってしまう。
職員に同情してしまう自分がいる
この事故はデイサービスに大きな責任がある。
この男子中学生は手を振りほどいて脱走する特性があり、彼の降車時には職員が2人で対応する決まりになっていた。
事故当時はその決まりを守らずに一人で対応したのだから、デイサービスが悪いのは当然の事だ。
ただ、そうは言ってもデイサービスの現場を知っている僕からすると、事故を起こした職員さんに同情してしまう部分もある。
なぜなら、全ての規則を守って子供の対応をするのは、現実的になかなか難しいからだ。
デイの職員は1人で子2人の子供を見る事が多い。
そうなると、1人の子供にトラブルが発生すると、他の子になかなか手が回らなくなる。
そんな状況下で、利用者1人に職員2人を付けるのはなかなか厳しいのだ。
しかも、これは職員の定員が満たされているデイの場合で、職員が不足しているデイだともっと厳しいだろう。
また、今回亡くなった利用者が男子中学生なのも少しかわいそうだと思っている。
障害があるとは言え、男子中学生の力は普通の大人とほぼ変わらない。
だから、若い男性職員でもない限り、利用者を職員1人で静止をするのは難しい。
デイの職員は女性が多いから、2人がかりでも男子中学生を制止するのは厳しいかもしれない。
そう考えると、デイサービスに全ての責任があると言うのは少しかわいそうだと思ってしまう。
お金で解決するしかないかな
結局、現実のデイサービス運営ではなかなか全ての事故を防ぐのは難しい。
そう考えると、デイは事故が少なくなるように出来る範囲の努力が必須だけど、事故が起きたら金で解決するしかないのかなと思う。
命に関わる事でこんな事を言いたくないけど、金以外に解決できる方法を僕は思いつかない。
また、あまりにデイ側の責任を重くすると、利用者の受け入れ拒否に繋がりかねないから、そこのバランスも重要になってくると思う。
遺族にとっては辛いかもしれないが、これが現実だと思う。
まとめ
今回は放課後等デイサービスの事故について僕の持論を書いた。
事件は犯人の悪意があるけど、事故には悪意がないから本当に悲しい。
理想を言えば、十分な職員数を確保して、余裕を持った運営が出来るといいけど、それは厳しいのが現実だ。
そう考えると、本当に介護や福祉は難しい仕事だなと思う。
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