どうも、だらだらです。
前回の記事では、デリバティブの基礎知識について解説した。
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デリバティブは一見仕組みが難しい様に見えるけど、やっている事は株価を使った半丁博打と変わらない。
ただ、同じデリバティブでもゲームのルールは結構違ったりする。
なので、今回はデリバティブ取引の中でもメジャーな先物取引について解説する。
もともとの先物取引とは?
先物取引とは言葉の通り、先の時点(未来)での物の交換を今約束する方法だ。
将来の特定の日に特定の量の商品を売買する約束をして、期日がきたら実際にお金と商品を交換するわけだ。
そして、先物取引本来の目的は、仕入れ値や売上を安定させる事だ。
ここでは、それをパン屋と小麦業者を使って説明する。
先物取引を成立させるには仕入れ業者(パン屋)と販売業者(小麦業者)が必要になる。
まずは仕入れ側(パン屋)から説明する。
昨今の様にインフレで小麦の価格が上がると、その分パン屋の利益は少なくなってしまう。(値上げしない前提です。)
そこで先物取引で将来の仕入れ分を今の価格で約束しておくと、仮に将来価格が上がっても仕入れ値を一定にする事ができる。
こうして書くと、先物取引はメリットが大きい様に見えるけど、当然デメリットもある。
それは小麦の市場価格が下がった時だ。
先物取引は市場価格に関わらず、一定の金額で商品を買う取引だから然市場価格が下がると当然仕入れ価格が割高になる。
そう考えると、先物取引の本来の役割はリスクの回避であり、取引で利益を得る事を主眼としているわけじゃないと言える。
デリバティブの先物取引とは?
特定の取引日に特定のモノを交換するだけだ。
ただし、投資対象が商品ではなく、数字と言う点では全く違う。
デリバティブの先物取引の場合は、基本的に数字の上げ下げでお金のやり取りをするから、実際に商品を購入する事はない。
そう言う点では、スポーツバー行われるスポーツベッティングとほとんど同じだ。
(これも中継の結果で金をやり取りするだけで、商品は何も売買しない。)
主な先物取引の対象には、日経平均やTOPIXの様な株価指数が良く使われる。
ここでは例を使って、先物取引の流れを紹介したいと思う。
まず、現在の株価が1万円で取引日が3か月後だと仮定しよう。
そして、投資家は株価が上がると予想するなら買いを、下がると予想するなら売りを選択する。
ちなみに、買いや売りにお金を賭ける事をポジションを持つと言う。
そして、買いポジションの事をロング、売りポジションの事をショートを呼ぶことが多い。
で、三か月後の取引日が来た時には決済をするんだけど、株価の上下で結果が2パターンあるからそれぞれ見ていく。
まずは株価が上がったパターンだ。
上は株価が1万円から1.5万円に上がった時の図だ。
株価が上がった場合、売り手が買い手に対して負け分を払う。
よって買い手が儲かり、売り手は損をする。
一方で、株価が下がった場合は結果が逆になる。
今度は反対に買い手が損をして、売り手が得をする。
基本的に株価の上下を当てるゲームなのは一緒だけど、先物は取引期限があるのが大きな特徴だと思う。
まとめ
今回は先物取引の仕組みについて、基礎的な部分を解説した。
先物取引と言うと危険と言うイメージが強いけど、もともとはリスクヘッジの手法として生まれたモノだ。
前回の記事でも書いたけど、金融商品は使う人によって毒にも薬にもなるから、本当に怖いと思う。
だからこそ、投資をする際にはきちんと勉強する必要があると思う。
今回の記事を読んで、一人でも先物取引に興味を持ってくれるといいなと思っている。
(ただし、資産運用目的のトレードはあかんよ・・・)
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