どうも、だらだらです。
前回、『敗者のゲーム』の要約記事を書いた。
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この記事を書いたのはインデックス本のバイブルにも関わらず、読むことに挫折する人が多いからだ。
正直、僕はこの本を難しいと感じた事はない。
でも、周りの投資仲間で『敗者のゲーム』に挫折した人は結構多かった。
今回は『敗者のゲーム』が難しいと感じる理由を考えてみる。
経済学・統計学の知識がいる
『敗者のゲーム』を難しいと思う人は、おそらく経済学や統計学の知識がない人だと思う。
『敗者のゲーム』は元々機関投資家に対して書かれた本だから、どうしても経済学や統計学の専門用語が出てくる。
また、この本はインデックスファンドの有利性を理論的に説明しているから、どうしてもこれらの理論を前提として、話を勧めざるをないのもある。
なので、経済学の「け」の字も触れた事がない人がこの本を読むと、アレルギー反応が出てしまうのも当然だ。
確かに、僕も難しい哲学の本を読んだ時に頭が痛くなったから、多分そんな感じなんだと思う。
そう考えると、この本は結構敷居が高い本なのかもしれないと思った。
ただ、この本に必要な経済学や統計学の知識はそんなに多くない。
だから、経済学の入門書を読んでから、この本に挑戦するといいのかもしれない。
例えが分かりにくい
『敗者のゲーム』の文章的な特徴は、比喩を使った文章が多い事だ。
実際、この本の序文でマルキール教授はこのように書いている。
比喩を使って説明すると、物事がわかりやすくなる。
(中略)
エリスの比喩も投資業界に同じ影響を与えている。
確かに、投資業界のエリートたちにはエリス氏の比喩は分かりやすいのかもしれない。
でも、僕からすると彼の比喩が分かりにくくて、むしろ理解の邪魔になっている気がする。
彼がアメリカ出身と言う事もあるけど、名言の引用が欧米の偉人ばかりで全く親近感がわかない。
あと、比喩の例えもずっと昔のものを使い続けているから、僕みたいな若者には理解できない事が多い。(30代は若者でいいよね?)
以上の事を考えると、彼の比ゆ的な文章のせいで回りくどくなり、読破の敷居を上げていると僕は思っている。
まぁでも、その分読破すると達成感があるから、全部が悪いとは言わない。
でも、この本に挫折する人は増えてしまうから、そこは残念だなと思う。
理論本だから
『敗者のゲーム』はどちらかと言うと投資を理論的に解説した本だ。
本には理論的な本と実践的な本がある。
理論とはなぜそうなるのかを解説した本に対して、実践的な本は実際のやり方を説明した本だ。
そして、概して理論的な本は理解しにくい事が多く、それは『敗者のゲーム』にも当てはまる。
結局、『敗者のゲーム』を読んで投資の理論を理解しても、実際のやり方が書かれていないから、読後に具体的な投資のイメージを持ちにくいのだと思う。
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投資を始めるには理論も重要だけど、実践の方がもっと重要だ。
そうなると、理論よりも、具体的なやり方の方が重要になる。
そう考えると、投資経験がない人がこの本を読むのは流石に難しいのかもしれない。
ただ、これはエリス氏が悪いのではない。
あくまで初心者用の本ではないと言うだけで、理論本としては完璧だ。
そう考えると、この本はある程度投資経験を積んでから読む本なのかもしれない。
まとめ
今回は『敗者のゲーム』を読むのが難しい理由を考えてみた。
考えてみれば、世間一般に経済学をかじっている人は少ない。
そう考えると、投資の理論本であるこの本で挫折するのは当然の事かもしれない。
エリス氏もそれを理解していたから、比喩が多い文章を書いたのだと思う。
ただ、僕からすると例えが古すぎて分かりづらい。
なので、第9版がでるならもう少し例えを分かりやすく刷新してほしいと思う。
でも、それを差し引いてもこの本は名著中の名著だ。
これから投資を始める人には大変でも一読する事をおススメする。
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